2016/3/8 19:42:35

カニンヘンダックスフンドの穴掘りをどうにかしたい!

    1.掘る事は当たり前の事。掘る場所が悪いだけ!

     カニンヘンダックスフンドの習性である掘る行動自体は悪い事ではないので【掘る場所が不適切である】という認識を持たせなくてはいけません。ほとんどが室内で飼われているであろうカニンヘンダックスフンドですが、よくソファなどをガリガリに掘ってボロボロにしてしまったり、公共の場(公園など)で掘ってはいけない場所を掘ってしまったりという事をよく聞きます。こうした不適切な場所での穴を掘る行動は、人にとって都合が悪い事が生じます。穴を掘るという行動そのものは悪い事ではないので、その行動そのものをやめさせる事はできません。人間の子供が砂場で遊ぶように、カニンヘンダックスフンドが掘っても良い場所を与えてあげるようにしつけていく事が大事なのです。

     

    どうして掘るの?

     そもそも掘る行動は、アナグマ猟で活躍していたころの名残だけでなく他にも理由が考えられるのです。
    骨を埋めて後ほど回収するため・寝る場所を確保するため・逸走するため・妊娠している女の子のカニンヘンダックスフンドが出産用の巣穴を作るため・・・といった理由があります。現在飼育されているほとんどのカニンヘンダックスフンドが掘る理由は、寝る場所を確保するためというものが該当する事が多いでしょう。ですが、他にも可能性があるのです。それは、ただ楽しいから掘る、という理由です。
     長時間何もする事が何もなく、寂しく過ごしているカニンヘンダックスフンドほど問題行動を起こします。なにもない孤独な環境で一人いる子に、悪い事はしてはいけない、と教えてもそれは無理な話です。飼い主さんがいない、おもちゃも楽しいものでもない、散歩もない、何も刺激がない。そうなりますと、掘る行動が寂しさを埋める行動として習慣化してしまいます。

    場所を与えるだけでなく

     穴を掘っても良い場所を与えてあげるだけでなく、散歩したり、走ったり、遊んだり、しつけのレッスンを受けたりする刺激を与える事で、この問題は解決します。カニンヘンダックスフンドの本能である事は間違いありませんが、身体的・精神的な運動不足、長時間の拘束、退屈、寂しさがこの行動を引き起こすきっかけとなると言えるでしょう。
     
     

    2.間違えたしつけは避ける

    よくある間違ったしつけ

     そもそもの室内を汚したり破壊したりしてはいけないというしつけを失敗してしまった飼い主さんによくあるのですが、そういったカニンヘンダックスフンドをサークルやケージに閉じ込めっぱなしにしてしまいがちです。そして、たまにケージから出すその時にカニンヘンダックスフンドがソファに穴を掘るなどの行動をとります。室内を汚さない、破壊してはいけないというしつけをしてこれなかった飼い主さんは、カニンヘンダックスフンドに対して注意力に欠けているため、掘る行動をしている現場を見る事がなく、掘られた痕跡を見てそこでようやく気づく飼い主さんが多いです。充分な指示を出す事が出来ない飼い主さんは、カニンヘンダックスフンドをケージに戻したり、あとから怒鳴ったりするため、新たな問題行動を生んでしまうのです。カニンヘンダックスフンドからしたらなぜ怒られてるのか、なぜケージに入れられたのか、犬は突然怒られてもその原因を理解する事ができません。悪い事をしたあとに注意して行動をとらなければわからないのです。

    罰ばかりはダメ!

     しつけの最も大事な事は、犬にしてほしい事を示し、正しい事をしたら褒めてあげる事です。間違った事をしてしまった犬を叱りつけるのは、あくまでもしつけプロセスの中の一部として念頭に置くべきです。叱る=罰に頼りすぎると、カニンヘンダックスフンドの飼い主さんに対する信頼が低下、その後のしつけ訓練を行う際に新たな問題が生じる可能性があります。また、上記のように遅れた罰も問題行動を助長させる事となるでしょう。

    3.正しいしつけを把握しよう

    掘っても良い場所を与えるしつけ

     掘っても良い場所を与えるしつけですが、室内で掘っても良い場所はなかなかありません。そこで、飼い主さんが作ってあげましょう。不要なタオルなどを何枚も重ねたりしたもので代用できるのです。これでカニンヘンダックスフンドが掘っても良い場所を確保する事ができました!
     さて、次のステップですが、掘っても良い場所をカニンヘンダックスフンドに自然に気づいてもらう事は無理ですので、飼い主さんが誘導してあげます。好きなおもちゃやおやつを、カニンヘンダックスフンドが見ている前でわざと楽しそうに何枚も重ねたタオルの中に隠します。最初のうちは少し見えるようにしておきましょう。
     「自分の場所を掘れ」と指示をします。おもちゃが見えているので、それを取ろうとしてタオルを掘ろうとするはずです。その瞬間に褒めてあげましょう。こうする事でカニンヘンダックスフンドはどうすればよいか理解するので、さらにおもちゃを何枚も重ねたタオルの下の方に埋めます。埋まっているものを自分取り出す度にご褒美が手に入ると学習をします!

    photo by Raffi Asdourian

    不適切な場所で掘る事を注意する

     カニンヘンダックスフンドが専用の掘る場所で掘る事は良い事だと理解し、「自分の場所を掘れ」という指示を完全に理解できたらその場所以外で掘ってはいけないと教えてあげましょう。これは飼い主さんがいかにカニンヘンダックスフンドに意識を向けてるかどうかで変わります。常に観察する事が多ければ、それだけ掘ってはいけない場所で掘る現場を見る事が出来ます。
     掘ってはいけない場所で掘りだしたら、なるべく大きな低い声で「イケナイ」と注意しましょう(低い声で注意する事で間違った行為をしていると思わせるため)。それから飼い主さんが専用の掘る場所まですぐに誘導して「自分の場所を掘れ」と指示をします。掘り始めたら褒めましょう。何度か繰り返す事で【掘る場所がいけない】と気づきます。
     まだ掘ってはいけない場所で掘る行動が見られたら、すぐさま同じように「イケナイ」と注意をします。それから「自分の場所を掘れ」と言葉と指で指示を出してから部屋から出ていきましょう。こうすると、カニンヘンダックスフンドは、専用の場所以外で掘ると楽しくないという事を覚えます。

     

    photo by Jason Tucker

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