2016/3/11 19:04:24

カニンヘンダックスフンドの咬み癖は仔犬のうちになおそう

    1.仕方ない事だけど・・・?

     犬が咬む事は至極当然の事であり、仔犬のうちは特に咬む事は仕方ない事です。とはいえ、人の手に咬む行為は決して良い行動とは言えません。飼い主さんからしたら咬まれる事は【甘噛み】で通るかもしれませんが、よほど犬が好きでもない限り他の人からしたらただ普通に【咬まれた】としか思いません。周りとのトラブルに、そして飼い主さん自身がいずれカニンヘンダックスフンドが成犬になった時に咬まれて大怪我をしないように、仔犬の頃からしっかりとしつけをしてあげましょう。

    カニンヘンダックスフンドの仔犬にまず教えてあげる

     仔犬の頃は、とりあえず咬む事で周りの物の情報を得ようとします。犬は、気になった物を開けたり閉じたりなどといった人間が物を調べる時に行う動作をする事ができません。必然的に歯を使って調べるしかないのです。また、仔犬は咬む事自体を楽しく思います。咬んだ感触や、その咬んだ対象物の反応を見て仔犬は喜ぶのです。仔犬同士のじゃれ合いでは、おもに咬みあって遊び、本来ならばこの咬みあいっこをして遊ぶ時にカニンヘンダックスフンドは咬む力を学びます。だからといって人間と仔犬が咬みあいっこをして遊んだり教えたりするわけにもいきません。この場合、カニンヘンダックスフンドの仔犬に、咬んでいいものと悪いものがあるという事を教えてあげましょう。

     

    2.遊びの中で教えてあげるしつけ

    引っ張りっこは効果的!

     遊びながら教えてあげる事が仔犬にとって最良のしつけ方法です。仔犬が人の手に咬む時は、大体興奮している時が多いので、わざとその興奮しやすい状況を作ってあげて教えてあげると良いのです。この時しつけやすい遊び方法は、引っ張りっこです。ロープで引っ張りっこする事で様々な効果が得られます。物を咬むという欲求も叶えられますし、運動にもなります。
     ただ、この引っ張りっこは一歩間違えてしまいますと、服を引っ張って遊ぶという最悪な問題行動を生み出してしまう恐れがあります。飼い主さんがまずリーダーになり、きちんとこの引っ張りっこのルールを理解してあげる必要があります。

    与えない罰でしつけよう

     引っ張りっこに限らず、遊びは基本的に飼い主さんから始めて飼い主さんが終わらせましょう。遊んでいる中で、興奮したカニンヘンダックスフンドが少しでも飼い主さんの手や衣服に咬みつくような事があったらすぐに遊びを中断します。仔犬は動きのあるものに過敏に反応し、更に咬みついて遊んでしまう可能性があるので、咬まれた瞬間痛くても手を振り払うような動作はせずに一切動かずにいましょう。その時ロープはポケットの中にこっそり隠します(この時咬んだ手や衣服に仔犬は意識が集中しているのでこのタイミングでやります)。「オシマイ」と力強く言って、そのまま立ち去ります。
     このようにカニンヘンダックスフンドのしたい事、好きな物を取り上げる【与えない罰】は、仔犬に非常に効果的です。人間社会を理解させ、自分の頭で考え、判断させるようにする事は仔犬のうちに行う事で優秀な家庭犬にするために必要な事なのです。この時、カニンヘンダックスフンドは人の皮膚などに歯が当たると遊んでもらえなくなると学習します。 

    photo by Bas Leenders

    引っ張りっこのコツ

     引っ張りっこの遊び方として、まずロープを見せます。この時たいていのカニンヘンダックスフンドは興奮して飛びついていこうとしたりしてきますが飼い主さんはそれを制止させ、「マテ」などの指示を出して一度落ち着かせましょう。冷静になったところで、ロープの動きに抑揚をつけるようにしてカニンヘンダックスフンドが興味を抱くようにし、引っ張りっこを始めましょう。
     充分遊んだあとは「オシマイ」などの言葉を発しながらロープを取り上げましょう。放したところでよく褒めてあげ、またロープで遊んであげます。指示を出したら、必ずロープを出させて、落ち着くまでは遊びを再開してはいけませんので注意しましょう。
     たまに途中で手を放してあげて、わざと負ける事がコツです。負けっぱなしのゲームをやっても犬にとってはつまらないですし、自信をなくす要因にもなります。ただ、わざと負けるのは10回中1回で良いです。あまりにもわざと負けると、遊びの中以外でも引っ張りっこをするようになり、飼い主さんが履いてる靴下などを引っ張って脱がせようとしてくるのです。

    引っ張りっこ以外での教え方

     咬んでもいいおもちゃをたくさん部屋に用意しておきます。おもちゃを咬んだら褒めてあげ、スリッパなど咬んではいけないものを咬みにいこうとしたら、咬めるおもちゃの方に誘導しましょう。このおもちゃを咬むと良い事がある、と仔犬に思わせる事が大事です。こうする事で自然とおもちゃを自発的に咬みにいこうとするので、そういった時は飼い主さんはたくさん褒めてあげましょう。咬んでも良いもの、咬んだら悪いものの区別をさせておく事で、物を破壊したり、人の手を咬みにいったりする事が次第になくなっていきます。

    photo by Quentin Meulepas